① 動力不要で低コスト

動力を伴わない最も低コストなコンベヤです。水平設置の手押し搬送、傾斜設置の自重搬送など、用途や作業条件に合わせて様々な使い方ができます。

② ワイドバリエーション

鉄、アルミ、ステンレス、樹脂といった材質の違いに加え、軽荷重小物用から超重荷重用まで43機種をラインナップ。オプション類も充実し、多様な搬送物にピッタリの機種をお選びいただけます。

③ RoHS2対応で環境に配慮

粉体塗装のフレームをはじめ、ローラからボルトにいたるまで特定有害物質を排除したRoHS2指令適合部材を採用。環境にやさしいコンベヤです。
※コンベヤはRoHS2適用除外製品ですが、センサなど適用対象製品（電気電子機器）と一体で使われる場合を想定し、当社ではRoHS2への対応をはかっています。

① 搬送物・作業環境の確認

ローラコンベヤの選定にあたり、まず前提条件となる下記の条件をできるだけ詳しく確認してください。

② ローラ幅の選定

まず搬送物の外形寸法にあわせて、ローラ幅を選定します。

① RW呼称ローラ幅は搬送物の底面の幅＋50mm以上で選定してください。

② カーブ部がある場合は搬送物の幅、長さによりローラ幅は変わります。下表を参考にしてローラ幅を選定してください。

③ 搬送物の底面の幅がローラ幅以上であっても、底面がフラットでたわみ等のない場合は搬送が可能です(オーバーハング搬送)。ただし、コンベヤフレームに搬送物底面が接触しないこと。ローラ幅の目安は搬送物底面幅の70〜80%としてください。

パレット等を搬送する場合

重量物のパレット搬送やパレットの強度を考慮し、コンベヤを複列で使用することをお勧めします。

③ 型式の選定

積込み条件の作業方法により、ローラにかる衝撃荷重が異なります。
下記にあてはめた数値とローラ1本当りの強度表により衝撃に耐えるローラを選定してください。
ローラ1本当りの強度≧最大搬送物質量×衝撃倍数(N)
ローラ1本当たりの強度表はこちら

軽い衝撃のとき

搬送のみ

④ ローラピッチの選定

搬送物の底面は常に最低3本ないし4本以上のローラで支えるようにしてください。また、ローラ1本の受ける荷重は許容荷重以下となるよう注意してください。

⑤ フレームと脚取付けピッチの選定

直線部は1,500～2,000mmピッチに1脚が目安です。カーブ部の45°以上は中間に1脚が目安です。詳細は下表の「フレーム2本当りの強度表」により、搬送物質量を1m当りの質量に換算して許容荷重以下の脚取付けを選定してください。

フレーム2本当りの強度表

⑥ 自走勾配（傾斜角度）選定の目安

自走勾配は搬送物の底面の状態、材質、質量などによって異なりますが、大体の目安として下記の表を参照してください。

※段ボール等、底面が軟らかい材質の場合、搬送物質量が大きいとローラにくい込み、抵抗が大きくなります。

搬送物寸法・質量による機種選定早見表

ローラ単品

PS型、LS型、SRS型、NTS型は駆動用と共通のグリス入りベアリングを使用しているため、回転抵抗が多少大きくなります。

ゴムライニング仕様

連結金具

塗装色

カーブローラコンベヤのローラピッチ