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飲料

トラックローダVL-5で
1車両わずか3分で積込み完了

サントリープロダクツ株式会社 北アルプス信濃の森工場 様

概要01

ミネラルウォーターのトップブランド「サントリー天然水」の新しい生産拠点「天然水北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)は、出荷ヤードにローディング装置「トラックローダVL-5」を4台導入しました。大型トレーラ1車に、28パレットをわずか3分で積み込むなど、工場が目指す「自動化技術による省人化」に大きく貢献しています。

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北アルプスが育む水を水源とするサントリー天然水北アルプス信濃の森工場

動画02

設備の特長03

自動化技術による省人化を追及

信濃の森工場は、年間最大3,300万ケースの生産能力を備え、製造はサントリー食品インターナショナルのグループ会社、サントリープロダクツ(株)が担っています。工場はサントリーの次世代モデル工場と位置付けられ、DX(デジタルトランスフォーメーション)による高度な生産管理システムやトレーサビリティなどスマート化を追及するとともに、CO2排出実質ゼロを実現しています。そして、工場が目指すもう一つの大きなテーマが工場内物流をターゲットにした「自動化技術による省人化」です。

威力を発揮するトラックローダVL-5

工場内は自動搬送ロボットをはじめ最新のマテハン機器を活用し、一貫した流れを作り上げていますが、中でも注目されるのが出荷ヤードに導入したトラックローダVL-5です。VL-5は自動倉庫から出庫される製品パレットをストレージ部(駆動ローラコンベヤで構成)で1車分溜め置き、大型トレーラ(荷台にフリーローラ装着)の後部から一挙に送り込みます。ストレージ部はリフタで上下動し、タッチパネル操作で荷台高さとレベル調整できるため、高さの異なる車両でも自在に対応することができます。また、積み込み時に発生する荷重変化による荷台沈下に対しても、車両後部の沈下防止リフタで一定高さを維持します。

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4台が並ぶトラックローダVL-5

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設備の導入効果04

信濃の森工場は、配送を運送事業者に委託し、28パレット積載できる大型トレーラで出荷します。他工場ではフォークリフトで1車約30分かけて積み込みますが、VL-5ならわずか3分で完了します。タッチパネルで簡単に操作できるため、サントリープロダクツのスタッフが関与することなく、専属ドライバーに積み込みすべてを一任しています。VL-5の導入により、工場が目指す構内物流の自動化は実現するとともに、荷待ち時間の大幅な削減効果で、2024年問題に対しても大きな成果につなげています。

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専属ドライバーがタッチパネルで操作する

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ドライバーの荷待ち時間は最小化された

お客様の声05

構内物流のボトルネックとなるのがトラックヘの積み込みです。フォークリフトですき間なく積むには熟練技術が必要ですし、最近では人材確保も大変です。また様々な危険がともなう上、時間もかかります。トラックローダはそうした問題をすべて解決してくれました。2024年問題を克服していく上でも導入に踏み切って正解でした。

会社名
サントリープロダクツ株式会社
事業内容
サントリー食品インターナショナルのグループ会社で清涼飲料の製造を行う
ホームページ
https://www.suntory.co.jp/company/
group/products/

※本記事内容は2025年4月に取材した内容を元に構成しています。
 記事内の数値データや組織情報は取材時のものとなります。

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