IPMモータ/コントローラ
IPMモータ

- IPMモータとは「Interior Permanent Magnet Motor」の略称で、磁石埋込式と呼ばれる同期モータです。
- 回転子に電流が流れないため、二次銅損がありません。また、永久磁石による磁束発生でモータ電流が少なく、損失を50%削減(※当社比)することができる高効率で環境に優しいモータです。
- 欧米での効率規制をクリアする超高効率基準「IE3」に準拠しています。
- 回転軸と回転磁界のスピードがずれる“すべり”が発生せず、インバータの指令どおりの速度で回転する同期モータです。
- ファインコンベヤⅡシリーズに専用インバータとセットで選択いただけます。
- 電磁ブレーキへの対応も可能です(設定条件があります。詳細はお問い合せください)。
IPMモータ専用インバータ

- IPMモータ専用インバータです。IPMモータの効率を最大限に引き出すため、負荷に対し電流を最大限に抑える制御を行います。
- エンコーダを使用せず、インバータからの出力電圧と電流からのモータ回転速度を検出、制御します。そのため専用ケーブルが不要で、省配線、省コスト化を実現します。
- 汎用インバータと同様の機能や操作性を搭載。あらゆる制御に対応可能です。
- IPMモータ専用です。また、他のインバータをIPMモータと組み合わせて使用できません。
- 変速範囲(1:10)に対応します。
選定上のご注意
- インバータの操作は、パネルスイッチまたは外部信号で行ってください。電源での入・切を行うと頻度によっては破損の原因となります。
- 入力電源は200V/220V三相です。単相入力仕様は対応できません。(AC:三相200〜240V 50/60Hz)
- ノイズの発生により、金属探知器やラジオに影響を与える場合があります。
- 電磁ブレーキ付モータと組み合わせる場合は、別途回路を構成する必要があります。